関節外来(人工関節・関節形成術・関節鏡手術など)
当科の特色
健康な関節は一生の"たから"であり、四肢の関節の障害は人の人生に大きく影響をおよぼします。
当関節外来ではいろいろな関節の病気を積極的に治療し、障害を生まないために一人ひとりに十分な時間をかけて、診察、相談できるように心がけております。
膝(ひざ)や股(こ)関節など、歩いたり椅子から立ち上がったりしたときに関節の痛みを感じる方、
長い時間歩けず、旅行や、スポーツ、趣味をあきらめている方は是非ご相談ください。
人間の軟骨は年とともにすり減って、傷みが増えてきます。傷みが強くなると、通常の治療(痛み止めの飲み薬や注射、リハビリなど)では痛みが取れなくなってきます。
そのような痛む関節に対して、最近は関節自体を人工のものに入れ替えることにより、痛みが消失するような手術があります。
それが、人工関節手術 です。
人工関節は 体に埋め込み、その後一生ともに過ごすものであり、定期的チェックをうけ、将来も継続して診療をうけられる病院を選択することが重要です。
当院では以前より人工関節手術を多数行っており、良好な結果が得られております。
最小侵襲手術 MIS (小さい傷、少ない出血による手術)や
長期の耐久性をもつ人工関節など新しい技術も導入し、手術を行っております。
当院ではH19年度は年間112例の膝(ひざ)と股(こ)関節の人工関節手術(骨折に対する人工骨頭置換術は含まない数です)を行っております。
スタッフ紹介
役 職 | 氏 名 | 卒業年度 | 専門資格/所属学会 | 専門分野 |
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リハビリテーション科 医長 |
中山 裕一郎 | 昭和53年 | 日本整形外科学会専門医 | 人工関節 |
診察時間
完全予約制 | 月曜日 | 13時から15時まで |
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1時間に最大4名、人数限定にて完全予約制で診察しております。
主な症状
- 股(こ)関節が悪い方
足の付け根が痛い、あぐらの姿勢で痛みが走る、子供のとき股関節が悪いと言われた、歩き方がおかしい、長い時間歩けない。 - 膝(ひざ)関節が悪い方
膝が痛くて正座できない、長い時間歩けない、注射など何度もしているが改善しない、両下肢が曲がってる(O脚が強い)。 - 関節が痛く、お困りの
股関節、膝関節を中心に四肢の全関節について診察させていただきます。 - バイオクリーンルームでの手術
- 清潔ヘルメット装着による手術
- 骨バンクを活用した(再置換)手術
- 術後血栓症に対するシステム化された予防検査、治療
また、国立病院機構での臨床研究(術後四肢血栓症人工関節) - 小さい傷での手術 MIS(最小侵襲手術)手術
股(こ)関節 12cm
膝(ひざ)関節 8cmから10cm - クリティカルパスの導入による分かりやすく、安定した入院生活
- 早期のリハビリテーション、早期の社会復帰、入院期間の短縮
股(こ)関節 3週間から4週間
膝(ひざ)関節 2週間から3週間 - パンフレット、手帳などによる情報提供
- 定期的な検診、再置換術の対応
- 術前自己血採取による他人からの輸血を行わない手術
- 人工関節チームによる治療(スタッフの定期的な研修)
当院人工関節手術の特徴

このような点に留意し、患者様の術後の状態が少しでも良くなるように、また少しでも人工関節が長持ちするように心がけております。
(さらに詳しい内容については外来、入院時にてスタッフから説明させていただきます。)
人工関節は、手術の後、その関節をずっと使って生活することになります。
十分医師と相談した上で、手術を考えるようにしましょう。
予約方法
姫路医療センター 予約センター
079-225-3237 (受付 平日13時00分~17時00分)
完全予約制ですので、電話にて予約をおとりください。
御電話で“人工関節外来の予約”と言っていただければ予約をお取りします。
ご紹介頂く場合は(人工股関節置換術、人工膝関節置換術の手術についての相談など)他の診療科等と同様に、診療情報提供書(紹介状)及び医療連携FAX送信票を地域医療連携室宛にFAXしていただくことで予約が可能です。