整形外科プログラム(選択科…初期臨床研修)
整形外科は、救急、外来治療のみならず、慢性疾患に対しても保存的あるいは手術的治療をとおして、患者のQOLの向上を目指すなど近年急速に発展してきた科目で、診療分野が多岐にわたっています。研修ではその基礎的な知識、技術の習得を目標としますが、研修期間が短いため、外傷などの初期診療をはじめとした整形外科の基本的手技の習得を主たる目的とします。
・1年目:Bコースでは外科2ヶ月(必修)のうち、1ヶ月選択できます
・2年目の選択科のうち、Aコースでは1〜9ヶ月、Bコースでは1〜11ヶ月選択できます
- 外傷・運動期救急疾患などの初期診療に対する基本的臨床能力を身につける。
- 適正な診断を行うために必要な運動期慢性疾患の重要性と特殊性について学習する。
- 患者を全人的に捉え、患者の社会的背景やQOLに配慮できる。
- 病歴及び理学的所見を正確に把握する能力を習得する。
- 腰痛、関節痛、歩行障害、四肢のしびれの症状、病態を把握できる。
- 関節リウマチ、変形性膝関節症、脊椎性疾患、骨粗鬆症の自然経過、病態を理解する。
- 上記疾患の検査、鑑別診断、初期治療計画の立案ができる。
- 整形外科領域疾患の理学療法の処方及び指導管理ができる。
- 外傷・骨折などの初期治療(創傷処置・整復・ギプス・牽引・手術適応の診断など)について学習する。
- 各種手術及び術前・術後管理について学習する。
- 2次救急輪番の外来診療を通じて関節・靱帯損傷や重度複合傷害などの病態を経験する。
- 単純X線検査の診断能力を身に付ける
- X線CT、MRI、関節造影、脊髄造影検査の読影について学習する。
- 下記の疾患の病態を経験し、診断、検査、治療方針を学習する。
開放骨折を含む損傷、骨盤等重度複合損傷、脊椎骨折及び損傷、脊椎前方固定術・脊椎椎弓固定術
対象者、脊椎インストルメンテーション手術対象者、大腿骨頸部骨折、股関節・膝関節等人工骨頭置換術
対象者、臼蓋形成術対象者、指断指再接着術対象者、鏡視下半月板手術対象者、顕微鏡下手術対象者
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